闘莉王、最終新潟戦アウト

　ＤＦ闘莉王が累積警告で今季最終戦の新潟戦（７日）に出場できなくなった。終了間際にラフプレーで累積４枚目のイエローカードを受けた。闘莉王は「最終戦に出られないのは残念。苦しかった今シーズンを象徴するようなもの」。チームの中心として踏ん張ってきたが、甲府戦が一足早いラストゲームとなってしまった。

　グランパスでのホーム最終戦で２２５試合目のＪ１リーグ戦初ゴールを狙っていたＤＦ阿部が、千載一遇のチャンスを逃した。後半３０分、右サイドから目の前に流れてきたボールに反応し、思い切り左足を振り抜いたが、回転がかかったボールはゴールマウスの外へ。「『来たー！！』と思ったけど、来ていなかった。僕らしいですね」と苦笑いした。プロ入り後８年間プレーした豊田スタジアムとの別れにも、「まだ実感がないですね。慣れ親しんできたので」と、最後まで阿部らしくケロリとしていた。