トップページ社会ニュース一覧「特異さ目立つ」中国の防空識別圏
ニュース詳細

「特異さ目立つ」中国の防空識別圏
11月30日 14時11分

「特異さ目立つ」中国の防空識別圏

中国の防空識別圏は、日本や韓国、それに台湾の防空識別圏と比較すると、その特異さが目立ちます。

東シナ海の航空管制は、ICAO=国際民間航空機関のルールで、日本、韓国のインチョン、台北、中国の上海の各管制機関が空域を分担して行っています。
日本、韓国、それに台湾の防空識別圏はそれぞれの管制空域に沿う形で設定されています。
ところが中国の防空識別圏は担当エリアを大きくはみ出し、日本、台北、インチョンの管制空域に食い込んでいます。
また、フライトプラン=飛行計画書の扱いも異なります。
日本は通常の管制業務の中で国土交通省がフライトプランを受け付け、防衛省にも提供しています。
ところが中国は担当する上海だけでなく、新たに設定した防空識別圏と重なる日本、台北、インチョンの管制空域のフライトプランも、提出するよう求めています。
このほか日本の場合は領空に接近する航空機を対象にしていますが、中国は、防空識別圏内を飛行するあらゆる航空機を対象にするとしています。
さらに、協力しなかったり指示や命令を拒んだりした場合、武力による緊急措置を取るとしていて、各国は飛行の自由を不当に侵害するものだなどと反発しています。

[関連ニュース]
k10013468611000.html

[関連ニュース]

  自動検索

防空識別圏巡り日米連携改めて確認を (12月1日 4時40分)

防衛省 防空識別圏で中国機に動き見られず (11月30日 4時53分)

台湾議会 中国の防空識別圏に抗議を (11月29日 23時13分)

防空識別圏で警戒活動継続 (11月28日 18時48分)

防空識別圏 米「事前相談ない」と批判 (11月28日 11時5分)

このページの先頭へ