【ソウル時事】韓国の尹炳世外相は29日、ソウルで開かれた日韓報道機関幹部のセミナーで両国関係について、「一部では時間がたてば問題が解決するとの希望的観測があるが、放置すれば不治の病になる可能性もある」と指摘、「変化を導き出す転換点が必要だ」と訴えた。
尹外相は「朴槿恵政権は発足前から韓日関係の発展に多くの努力を傾けてきたが、われわれの努力を台無しにする否定的な要素が絶えず現れ、トンネルの先に光が見えない」と主張。「わが国民の立場から考えると、問題の本質は間違った歴史認識だ。これが政治・外交と結び付くと、多くの問題を生む」と述べ、関係冷え込みの原因は安倍政権の歴史認識にあるとの見解を示した。(2013/10/29-21:08)