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年金運用株価上昇で3兆円黒字
11月29日 17時59分

年金運用株価上昇で3兆円黒字
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公的年金の積立金のことし7月から9月までの運用実績は、景気が回復するなか、アメリカの中央銀行に当たるFRB=連邦準備制度理事会が量的緩和の縮小を見送ったことなどで、株価が上昇したことから、3兆2000億円余りの黒字となりました。

公的年金である国民年金と厚生年金の120兆円に上る積立金を運用している、「GPIF=年金積立金管理運用独立行政法人」は、29日、ことし7月から9月までの運用実績を発表しました。
それによりますと、収益は3兆2418億円で、5・四半期連続の黒字となりました。
具体的には、▽国内債券が7354億円、▽国内株式が1兆1560億円、▽外国債券が1979億円、▽外国株式が1兆1126億円、それぞれ黒字となりました。これについて、GPIFは、「景気が回復するなか、アメリカの中央銀行に当たるFRB=連邦準備制度理事会が量的緩和の縮小を見送ったことや、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催の決定もあって、国内外の株価が上昇したことが背景にある」としています。
GPIFを巡っては、先週、政府の有識者会議が、資金の多くを国債に投資する今の運用方針を見直すよう求める報告書をまとめていて、GPIFは、「厚生労働省と相談しながら対応を検討する」としています。

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