下の記事を見て、数年前の某男性との会話を思い出しました。
- 東大男子が経験する、外見による選別?(東洋経済オンライン)
1980年代に東京の某私立大学に通ったその男性は、当時から「東大生=容姿が劣る・ダサい」という固定観念を持っていたものの、2000年代中頃から仕事で多くの東大生や東大出身者と接するようになると、その逆のいわゆる「スマート」な人が多いことに気付き、不思議に思っていたそうです。
以下、その時の会話の再現です。
「東大生の容姿がどうして人並み以上なのか?自分の学生時代に比べて良くなっているように思えるが」
「人並み以下であるほうが不思議でしょう」
「なぜ?」
「知能と容姿は遺伝しますよね。つまり、東大生の親の知的能力も平均以上ということ。今の東大生の親は雇用機会均等法以前の世代なので、父親が高学歴→高所得の資格職になるか中央官庁や大企業に就職していた可能性が高い。そのような『勝ち組候補』の男は平均以上の容姿と知性を持つ女を結婚相手に選ぶ可能性が高い*1。平均以上の知能を両親から、平均以上の容姿を母親から受け継ぐのだから、東大生の容姿が平均以上にならないほうが不自然。つまりは進化論の選択が働いた結果です。このプロセスを重ねるほど傾向がはっきりしてきます」
「なるほど」
「スポーツや芸術が得意な人も多いですよ。親が高所得なので幼少時から習っていますから。数学と関係する音楽が得意な人も多いですね」
「そういえば、東大卒のエリートが『東大に行ったら“天は二物・三物を与える”ものだと痛感した』と言っていたな。『ダサいがり勉』というイメージ*2は一体何だったのか?」
「現実を直視できない人たちの、ニーツェの言うルサンチマンでしょう」
進化論のメカニズムは偉大です。
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