泉谷しげる「やめておけよＮＨＫ。もっと出たい人いるんだからさあ」　紅白歌合戦発表会見

質疑応答でもたつくＮＭＢ４８の市川美織（２列目中央）は泉谷しげる（前列右）からダメ出しされるも最後はノックアウト！？　＝東京・渋谷のＮＨＫ（吉澤良太撮影）（写真：産経新聞）

　芸能人、有名人が思わずもらした本音、つぶやき、忘れ去るにはもったいない名言を紹介するコーナー。今回は、１１月２５日に東京都渋谷区のＮＨＫ放送センターで行われた「第６４回紅白歌合戦」の出場者発表会見から。熱気に満ちた会場で初出場組が発した「ウラ名言」とは。

　■「何のドッキリかと思った」

　泉谷しげる（シンガー・ソングライター）

　（４０年以上の歌手生活を通じ、初の紅白出場となった泉谷さん。ＮＨＫ側から紅白出場の打診があったとき、まず頭に「ドッキリ」が浮かんだという。これまで大みそかは家族と過ごしてきたというが、今回出演を決めた理由について泉谷さんは「ＮＨＫのスタッフは意外と面白い。俺のわがままを聞いてくれるし、民放ではできないこともやってくれる」。そのうえで、「でもさあ、やめておけよＮＨＫ。もっと出たい人はいるんだからさあ。少しは考えろっての」と“泉谷節”を炸裂させた）

　■「お前さあ…普通にしゃべれよ」

　同

　（同じく初出場を決めたＮＭＢ４８のメンバー、市川美織さんに記者が質問した際、市川さんのふわふわとした独特のしゃべり方に対し、近くに座っていた泉谷さんが思わず反応。普段から「将来何になりたいか」との質問に「フレッシュレモンになりたい」と答えるのが“お約束”の市川さんは、この日も「私としてはレモンになりたいので、レモンの種を子供たちに分けたい。すみません説明が下手で。うれしいということです」と独特な表現で紅白出場の喜びを語った。その間近くに座っていた泉谷さんは、終始渋い表情を浮かべていた）

　■「背も存在感も小さいので…」

　ｍｉｗａ（シンガー・ソングライター）

　（初の紅白を射止めたｍｉｗａさん。身長１４９センチと小柄で、緊張のためか会見の最初、「いつも…そうですね…」と言葉に詰まってしまった。そこで隣に座っていた泉谷さんが「（記者は）全然真剣に聞いているわけじゃないから。衣装は自前でくるのか、作ってもらえるのかいえばいいんだよ」と助け舟。それを受け、ｍｉｗａさんは「衣装は作ってもらえるそうです。私にとって珍しいこと。ちょっと紅白を意識してきたいと思いますが、背も存在感も小さいので、過剰すぎない衣装にしたい」と回答した。会場にいた若い男性記者が「控えめでかわいい…」と独り言をつぶやいていたのが耳に残った）

　■「お年玉のおねだりをしたいと思う」

　中島健人（Ｓｅｘｙ　Ｚｏｎｅメンバー）

　（ジャニーズの５人アイドルグループ「Ｓｅｘｙ　Ｚｏｎｅ」も今回が初出場。記者からの「話しかけてほしい先輩は」との質問に、中島さんは「われわれは最年少グループなので、みなさんに声をかけてほしい」と模範的な回答。だがその後、「以前（ＳＭＡＰの）中居正広さんからお年玉をもらった。今年はたくさんの先輩からプレゼントをもらいたいです」。全員が１０代という“若さの特権”を生かしたアピールを忘れなかった）

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　ＮＨＫの大みそかの恒例番組「第６４回紅白歌合戦」は、１２月３１日午後７時１５分から総合などで放送予定。紅組の司会は綾瀬はるかさんが、白組の司会は５人組アイドルグループ「嵐」が務める。総合司会は有働由美子アナウンサー。