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【岐阜】

FC岐阜・辛島監督退任に感謝と惜しむ声

「Jリーグの監督ができてよかった」と話す辛島啓珠監督=笠松町江川堤外の県フットボールセンターで

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◆<選手、サポーター>

 サッカーJ2のFC岐阜は二十九日、笠松町江川堤外の県フットボールセンターで、今季最後の全体練習を行った。三十人以上のサポーターが集まり、前日に今季限りの退任が発表された辛島啓珠監督の最後の指揮を見守った。

 MF美尾敦選手は「来年もJ2で戦える状況を一緒に作れてよかった」と話し、監督と握手を交わした。監督と同じ筑波大出身のDF田中秀人選手は「貴重な三カ月だった。厳しかったが熱心に指導してくれて、個人的に(退任は)残念」と惜しんだ。

 サポーターの岐阜市西野町、松巾敏夫さん(73)は「選手と一緒に熱くなれる監督だった。結果を残していたのに残念」と惜しんだ。

 西濃運輸サッカー部時代から応援している関ケ原町関ケ原、藤井良(まこと)さん(40)は「難しい時期に監督を引き受けてくれた上、大垣でも勝ち、残留も決めてくれた」と感謝した。一方、岐阜市の女性(43)は「早く後任監督を決めて、もっと勝てるチームになってほしい」と、来季に期待した。

◆<一問一答>

 辛島監督は練習後、報道陣の取材に「手応えをつかみつつあったので残念だが、Jリーグの監督をできてよかった」と話した。辛島監督との一問一答は次の通り。

 −退任の感想は。

 三カ月という枠の中で、ある程度結果を出せたという思いと、もう少し時間があれば、という悔しさの両方がある。(試合数が少なく)自分のスタイルを実践で試すことができなかった。でも、選手のおかげで勝ち点を積めて残留できた。Jリーグの監督をやり、自分のやり方にも自信が持てた。

 −印象に残っている試合は。

 九月に連勝した群馬、鳥取戦。特に鳥取は大垣開催で勝ち、皆さんに喜んでもらえた。

 −今後について。

 マネジメントをして、選手が楽しくサッカーをしているのを見るのが好き。これからも監督業を続けたい。ホームはもちろん、アウェーに来てくれたサポーターの声援は本当に心強かった。

◆5選手と来季契約結ばず

 サッカーJ2のFC岐阜は29日、FWバージェ選手(29)ら5選手と来季の契約を結ばないと発表した。バージェ選手は「これからもFC岐阜を応援してください」とコメントした。

 ほかに契約満了となったのは、MF李漢宰=りはんじぇ(31)、DF尾泉大樹(24)、FW中島康平(23)、FWヴィンセント・ケイン(25)の各選手。いずれも現役を続行する意向だが、今後は未定という。

 (松野穂波)

 

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