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「部活体罰でPTSD」と賠償求め提訴11月28日 23時11分
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おととし、東京都内の私立高校で剣道部の顧問の女性教諭などから繰り返し体罰を受け、けがやPTSD=心的外傷後ストレス障害を負ったとして、元部員の女性が当時の顧問などに対し損害賠償を求める訴えを東京地方裁判所に起こしました。
訴えを起こしたのは東京・港区にある私立の中高一貫校、普連土学園中学校・高校の剣道部の元部員で東京都内に住む19歳の女性です。
訴えによりますと、女性は高校2年生だったおととし7月、剣道部の合宿中に当時の顧問だった女性教諭や外部のコーチの男性から、防具のない部分を竹刀でたたかれるなどの体罰を繰り返し受け、足や首におよそ2か月から2週間のけがをしたほか、眠れなくなるなどの症状が出て医師からPTSDと診断されたということです。
女性は「高校生活の大半を通院や療養に費やすことになった。また学校側は事実を隠したまま被害を回復するための配慮をしなかった」と主張し、当時の顧問やコーチ、それに学校を運営する法人などに合わせておよそ1300万円の損害賠償を求めています。
体罰を受けた女性の父親は「娘は自殺を考えるほど思い詰めていた。裁判で事実を明らかにし、二度と同じようなことが起こらないようにしたい」と話しています。
これについて学校側は28日夜、記者会見し、体罰を認めて陳謝したうえで、おととし、当時のコーチを解雇、顧問と校長を減給の懲戒処分にしていたことを明らかにしました。
一方、今回の訴えについて学校側は「まだ訴状を受け取っていないので、現時点で詳しいことは申し上げられない」と述べました。
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