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日本生命子会社など インサイダー取引か11月30日 12時6分
日本生命の子会社など複数の資産運用会社が、3年前、証券会社から上場企業の資金調達についての情報を得て、株のインサイダー取引をしていた疑いがあることが関係者への取材で分かりました。
証券取引等監視委員会は、近く、これらの会社に課徴金の支払いを命じるよう金融庁に勧告するとみられます。
インサイダー取引をしていた疑いがあるのは、東京・千代田区にある日本生命の子会社「ニッセイアセットマネジメント」など、国内と海外にある複数の資産運用会社です。
関係者によりますと、このうちニッセイアセットマネジメントは、3年前、国際石油開発帝石が公募増資をするという情報を増資を担当した野村証券の営業担当者から得ていたということです。
新たに株を発行して資金を調達する公募増資を行うと株価が下がる傾向にあり、ニッセイアセットマネジメントは、値下がりを見込んで株のインサイダー取引をして不正な利益を得ていた疑いがあるということです。
そのほかの会社も同じような不正を行っていた疑いがあるということで、証券取引等監視委員会は、近くこれらの会社に課徴金の支払いを命じるよう、金融庁に勧告するものとみられます。
これについてニッセイアセットマネジメントは「現時点ではお話しすることはない」としています。
一方、情報を漏らしたとされる野村証券は、別の会社への情報漏えいですでに処分されていることなどから、新たな処分は求められないということです。
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