特定秘密保護法案:STOP!秘密保護法案 衆院強行採決、県内でも抗議活動相次ぐ /徳島
毎日新聞 2013年11月28日 地方版
特定秘密保護法案が26日夜に強行採決で衆院を通過したことを受け、徳島人権・平和運動センターのメンバーが27日、JR徳島駅前で廃案を求める反対活動を行い、約30人が参加した。
メンバーは「STOP!」などと書かれたチラシを通行人に配りながら反対を呼び掛けた。街宣車に乗った参加者も「国民に(情報を)知らせないようにするための法案だ」「参院で徹底審議を」と訴えた。センターの富永裕史議長は「反対意見が多い中で強行採決する必要があるのか。(問題点を)徳島からも積極的に訴えていく」と話した。
また、新日本婦人の会県本部などの約30人も同日、JR徳島駅前で抗議行動と署名集めをした。参加者は「きさま逮捕する! 逮捕って容疑は何ですか? それは秘密です」「(法案を)絶対認めんじょ」などと記した紙や、「じぇ!じぇ!じぇ!阿波女も驚いた」と書いたうちわを掲げ、「『秘密が何かも秘密』という恐ろしい法律を作ることは許せない」と主張した。
新婦人の山田節子会長は「憲法が保障した表現・結社の自由が取り締まりの対象になる。それこそが戦争への道につながる」と指摘した。【山本健太、青木英一】