特定秘密保護法案:「知る権利、奪うな」 岐阜でデモ、廃案求め弁護士ら100人 /岐阜

毎日新聞 2013年11月29日 地方版

 県弁護士会は28日、国会で審議中の特定秘密保護法案に反対して岐阜市中心部でデモ行進した。弁護士や市民団体メンバーなど約100人が参加し、「主権者である国民の知る権利を奪うものだ」などと廃案を訴えた。

 参加者らは正午、同市美江寺町の美江寺公園を出発。「もの言えぬ社会を作らせないぞ」「国民の目、耳、口をふさぐ特定秘密保護法案は許さないぞ」などとシュプレヒコールを上げながら、金公園まで約1・5キロの道のりを歩いた。

 県弁護士会憲法委員会の河合良房委員長は「デモは先週から予定していたが、(衆議院の)採決がこんなにも拙速とは思わなかった。特定秘密と言いながらも、秘密は不特定で範囲があいまいだ」と批判した。弁護士会は、12月4日午後5時半には名鉄岐阜駅前で、同法案の廃案を訴える街頭活動を行う予定。【梶原遊】

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