路上で騒ぐ男保護もトラブル把握できず11月29日 6時17分
千葉県市川市で22歳の女性を刃物で刺して殺害したとして元交際相手の男が逮捕された事件で、警察は2か月前、男に女性に近づかないよう口頭で注意していましたが、その後、路上で騒ぐ男を保護した際、女性とトラブルになっていた男だと把握できず、女性に連絡するなどの対応をしていなかったことが分かりました。
千葉県警察本部は「対応に問題はなかった」としています。
この事件で、逮捕された千葉県松戸市の岡逸人容疑者(23)は、27日夕方、市川市の路上で市内に住む湯浅栞さん(22)を刃物で刺して殺害したとして殺人の疑いが持たれています。
岡容疑者は湯浅さんの元交際相手で、調べに対し「復縁できなかったため襲った」と供述しているということです。
湯浅さんは、同居していた男性の車を3歳の娘と一緒に降りた直後に襲われていて、警察は岡容疑者がタクシーに乗って、保育園に娘を迎えに来た湯浅さんの後をつけていたとみています。
湯浅さんはことし9月、岡容疑者が実家に押しかけてきたため警察に相談し、警察はこれ以上付きまとうとストーカー行為になると口頭で注意していたということです。さらに先月、岡容疑者が市内の路上で「女性をとられた」などと騒いだため、警察は保護したあと保健所に通報していましたが、湯浅さんとトラブルになっている男だと把握できず、湯浅さんに連絡するなどの対応をしていなかったということです。
また警察は、9月の対応以降、湯浅さんには一度も連絡をしていなかったということです。
千葉県警察本部は「ストーカー行為とは捉えておらず、対応に問題はなかった」としています。
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