特定秘密保護法案:釧路でも120人反対デモ 国会会期末控え各地で集会や講演会予定 /北海道
毎日新聞 2013年11月29日 地方版
特定秘密保護法案に反対するデモが28日、釧路市で開かれた。釧路地区労働組合総連合(釧労連)などの主催で、約120人が「国民の知る権利を守れ」などと声を上げた。道内では国会会期末(12月6日)までに相次いで集会や講演会が予定されている。
デモ参加者は「廃案にしよう」などと書いた横断幕を先頭に、「強行採決は許さないぞ」などとシュプレヒコールしながら約1・5キロを歩いた。釧労連の渡辺憲一議長は「何が秘密なのかも分からない恐ろしい法案。市民の力でくい止めたい」と話していた。
社民党道連、新社会党道本部などでつくる護憲ネットワーク北海道(札幌市、電話011・709・6212)は30日午後2〜4時、清末愛砂・室蘭工業大准教授(ジェンダー法専攻)を招き講演会「集団的自衛権と秘密保全法の世界」を札幌市中央区北1西13の市教育文化会館301研修室で開く。参加費500円。
北海道平和運動フォーラム(同市)は12月3日午後6時、同市北区北6西7の道自治労会館4階ホールで集会「許すな改憲!」を開く。防衛省や自衛隊の取材経験が長い東京新聞の半田滋・論説兼編集委員が講演。無料。
北海道憲法会議(事務局長・斎藤耕弁護士)は5日午後6時半、同市中央区大通西3で廃案を求めデモをする。【近藤卓資、伊藤直孝】