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SKE48

「2年間、楽しかった実感はない」 新土居沙也加が卒業直前に衝撃発言

11月30日の劇場公演を最後にSKE48を卒業する新土居沙也加の、Google+への投稿がファンの間で大きな話題となっている。ほわほわとした不思議なキャラクターで愛された彼女だが、メンバーにもファンにも言えない苦悩があったようだ。

01.jpg11月28日に投稿された新土居沙也加のGoogle+の投稿より。Google+は運営サイドの検閲なく投稿ができるため、メンバーの本音が語られることが多い。
ニューシングル「賛成カワイイ!」の発売から2日後の11月22日。SKE48チームS所属の新土居沙也加(にいどいさやか)と研究生の北原侑奈(きたはらゆうな)がグループからの卒業を発表した。

5期生として2011年の秋にSKE48に加入した新土居は、粒ぞろいの精鋭たちが顔を並べる5期生の中でも、見た目と年齢のギャップや、先輩(主に卒業生の桑原みずき)へのタメ口などで早くからファンからの注目を集めていた。

その後も3歳から習っていたというダンスの高いスキルと表現力、前述のキャラクターが評価され頭角を表し、今年4月の組閣によって正規メンバーに昇格。7月からは新チームSの一員として活躍し、シングル「美しい稲妻」では初めての選抜メンバー入りを果たした。

今後もSKE48の中核を担う存在になっていくだろうと期待されていた矢先の卒業発表だっただけに、ファンに与えた動揺は大きかった。

その「人見知りで口下手」な新土居が11月28日に、Google+に「マイリトルシアター」と題した長文投稿の中で、卒業を直前に控えた現在の心境を綴った。

高校時代は一生懸命受験勉強をしていたこと。

親に大学とSKE48の両立を誓いオーディションを受けたこと。

先輩たちが怖かったこと。

登校前の早朝にレッスン場で自主練をしたこと。

24時間営業のレッスンスタジオを借りて深夜にレッスンをしたこと。

いっぱい泣いたこと。

直前に出番を知らされる過酷な研究生の実情。

先輩に認められた喜び。

そして、

「今年になって 昇格や選抜とうれしいこともありましたが、毎日、毎日 自分が見えなくて、苦しかったです」

「卒業が決まった今でも この2年間、楽しかったという実感はありません」

SKE48、アイドルという職業を選択した少女たちの過酷な現実がかいま見えたこの投稿はファンたちに、自分たちが応援している存在が、何を思い、何に悩んでいるのかを突きつけるものとなっている。

だが彼女は、この辛かった2年間を乗り越えたことで、「真剣に自分と向かい合う意思の強さを SKE48が与えてくれた」とも綴った。

トップアイドルグループの一員になること。それは華やかな毎日をすごすことではなく、笑顔は日々の涙と苦闘の上に浮かべられたものなのだろう。

明日30日に、新土居沙也加はSKE48として最後のステージに立つ。その後に彼女の中に残るものが、先につながる希望と強さであってほしいと、ファンは願っているはずだ。

(文/編集部 N)

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SKE48(えーすけーいーふぉーてぃーえいと)

日本の女性アイドルグループ。AKB48の全国進出プロジェクトの第一弾として2008年7月に愛知県名古屋市に誕生した。グループ名のSKEは、本拠地の同市栄区(SaKaE)から。AKB48同様、秋元康がプロデューサーを務める。コンセプトは、AKB同様「会いにいけるアイドル」に加えて「地域密着・地域貢献」。中京圏を中心に活動しているが、近年は知名度も高まり全国規模を行なっている。2012年のNHK紅白歌合戦に『パレオはエメラルド』で単独出場した。

 

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