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【大リーグ】

マリナーズ、FA大物選手総取り計画 実現すれば、岩隈の来季は20勝!?

2013年11月30日 紙面から

 マリナーズが夢の最強打線に生まれ変わる!? 米放送局FOXスポーツ(電子版)は「死に物狂いのマリナーズが全てのFAを選択肢に」との特集記事を掲載。ロビンソン・カノ二塁手(31)=ヤンキースからFA=、ジャコビー・エルズベリー外野手(30)=レッドソックスからFA=の超大物を筆頭に、FA市場に出ているビッグネームを根こそぎ獲得すべく奔走しているという。もし全てのターゲットを射止められれば、悲願のワールドシリーズ進出も狙えるラインアップに早変わり。岩隈久志投手(32)の20勝到達も十分あり?

 もし実現すれば、来季の岩隈はメジャーの歴代日本人投手初となる20勝も夢ではない。FOXスポーツによれば、マリナーズが触手を伸ばしているのは、そうそうたる顔ぶれだ。

 今FAの野手市場でナンバー1、2に挙げられるカノとエルズベリーに加え、マイク・ナポリ一塁手(32)=レッドソックスからFA=、カルロス・ベルトラン外野手(36)=カージナルスからFA=、秋信守外野手(31)=レッズからFA=、ネルソン・クルーズ外野手(33)=レンジャーズからFA。

 獲得できれば、この6人だけで通算1057発という破壊力だ。また、外野陣だけで通算654盗塁と機動力もすさまじいことになる。だが、実現性はあるのだろうか。

 複数の関係者によれば、今オフのマ軍は補強に「死に物狂い」だという。というのも、ここ12年間で地区2位の“Aクラス”が2003年の一度のみという体たらく。ズレンシックGMは来季結果を出さなければ解雇されるという“オール・オア・ナッシング”の窮状だ。球団地元紙シアトルタイムズ(電子版)は「正直に言おう。今のマリナーズは中毒だ。ほぼ全ての起用や補強が間違いだった」と酷評。このため、今オフの同GMは、豊富な資金力をバックになりふり構わぬ攻勢に出ると伝えられる。

 大物FAの“かっぱぎ作戦”に向け、光明もある。カノは古巣ヤンキースとの残留交渉で大きな条件の開きがあり、地元紙NYデイリーニューズ(同)は「マリナーズがダークホース」と報道。ナポリについても、短期契約を望むRソックスとの残留交渉が難航し、マ軍の2年越しのラブコールが実る可能性はある。レンジャーズ育ちのクルーズにとっても、マリナーズは勝手知ったる同地区球団。秋にいたっては、高卒でマ軍と契約し、05年のメジャー昇格までシアトルで過ごした。

 もちろん、これら全員の獲得は厳しいが、マ軍の熱意が大物FAたちに伝われば、一冬を越し、大輪の花が開く春を迎えられるかもしれない。

 

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