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【グラニュース】


ラストピクシー「サヨナラを言う時だ」 きょうホーム最終戦

2013年11月30日 紙面から

 今季限りで退任する名古屋グランパスのドラガン・ストイコビッチ監督(48)が29日、ホーム最終戦となる甲府戦(30日・豊田ス)への感傷を口にした。選手、監督として慣れ親しんだグラウンドとの別れに「明日がサヨナラを言うときだ」としんみり。感謝を込めてファンへ白星を贈ると約束した。

 別れのときが迫った。選手として8年、監督として6年。ピクシーはグランパスで長い時間を過ごしてきた。「名古屋という土地はニシュに似ている。ここは『家』も同然だった」。生まれ育ったセルビアの街に例えるほど、名古屋には深い愛着がある。そのホームで戦える機会もいよいよ甲府戦が最後だ。

 「特別な感情? 明日になったらそうなるだろうね」と少し寂しそうにほほ笑んだ。

 ピクシー政権下でのグランパスはホーム戦で54勝23分24敗(Jリーグに限る)。5割を上回る勝率を収めてきた。ピクシーは「選手にはいつも『ホーム・スピリット』の重要さを説いてきた」と言う。ホームのファンの前では必ず勝て。このスタンスを実践してきた。

 ピクシー監督のJリーグ102試合目にして最後のホーム戦。前売りチケットは2万3000枚以上売れている。最近の豊田スタジアムでの観客数は1万人台だったから、注目度は高い。

 クラブ側はピクシーの6年間を写真で振り返る「フォトブック」を、来場者の先着2万7000人にプレゼントする予定で、ファンとチームが一体となった盛大な“お別れ会”となりそうだ。

 「明日がサヨナラを言うときだ。サポーターとは勝利でお別れしたい。それが私からのギフトだ」とピクシー。腰痛で欠場するFW玉田以外はベストメンバーがそろう。手塩にかけて育てた選手とともに、ピクシーがホームへ最後の一勝を贈る。 (木村尚公)

 

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