エイズウイルス(HIV)に感染した献血者の血液が患者2人に輸血され、1人が感染していた問題で、もう1人の患者は、感染していなかったことが29日、分かった。厚生労働省が同日、発表した。

 厚労省によると、患者は80代女性。骨折による治療で2月に輸血を受けたという。複数の血液検査の結果、感染していないことが判明した。

 40代男性が今月、献血した血液でHIVが検出されたことから、この男性が2月に献血した血液の輸血を受けた患者について、感染の有無を調べていた。10月に輸血を受けた60代男性は、感染が確認されている。