維新の会:橋下氏「大畠氏をこてんぱんに」討論申し入れ
毎日新聞 2013年11月27日 19時40分(最終更新 11月27日 21時27分)
日本維新の会は27日、同党が目指す「大阪都構想」を批判した民主党の大畠章宏幹事長に、橋下徹共同代表との公開討論を申し入れた。大畠氏が応じる可能性は低いが、「場外乱闘」で両党の連携はさらに遠のきそうだ。
民主党ホームページによると、大畠氏は24日、大阪市内で「(維新公認候補が落選した)堺市長選で都構想は否定されており、地域主権という考え方から見て無理がある」と発言した。
民主党は昨年8月、大阪都構想を後押しする大都市地域特別区設置法に賛成していることもあり、激怒した橋下氏は25日、「民主党は言っていることが支離滅裂だ」と批判。その上で「大畠氏を政治家として二度と立ち上がれないぐらいこてんぱんにやる自信がある」と述べ、公開討論会の開催を求めていた。
維新の馬場伸幸国対副委員長らは27日、大畠氏と国会内で会談し、討論会の申し入れ書を手渡した。馬場氏らによると、大畠氏は「地方の課題なので民主大阪府連に相談する」と述べるにとどめたという。【阿部亮介、山下貴史】