福島4号機:2回目燃料取り出し 22体キャスク収容
毎日新聞 2013年11月27日 21時19分
東京電力は27日、福島第1原発4号機の使用済み核燃料プールからの2回目の燃料取り出し作業で、輸送容器「キャスク」に計画通り燃料22体を入れ終えたと発表した。今回取り出した燃料は高い放射線を出す使用済み燃料だが、トラブルはなかったという。東電は28日にキャスクを近くの保管設備「共用プール」に搬入する。
使用済み燃料の取り出しは26日に始まり、初日は6体をキャスクに収納。27日は午前9時半から取り出し作業を始め、午後5時41分までに残り16体を入れ終えた。使用済み燃料の表面では毎時数千シーベルト以上と極めて高い放射線が出ている。
今回取り出された使用済み燃料が共用プールに運ばれれば、4号機プールに保管されている燃料は計1489体(使用済み1309体、未使用180体)になる。3回目以降も使用済み燃料の取り出しを優先するという。【鳥井真平】