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蔵王町の別荘で火災…親子2人の遺体
29日午前、蔵王町で、木造平屋の別荘の一部を焼く火事があり、室内から2人の遺体が見つかりました。2人は玄関とリビングとそれぞれ死亡していたということで、現在、警察が失火と事件の両面で調べを進めています。出火したのは、蔵王町遠刈田温泉にある木造平屋の別荘です。29日午前7時50分ごろ、この別荘の持ち主で太白区に住む無職・佐藤寿夫(80)さんが別荘を訪れたところ、寝室の布団などおよそ10平方メートルが焼けていたということです。そして別荘の玄関で、妻のあつ子さん(80)が、リビングで、長男の伯寿さん(52)が、それぞれ死亡していたということです。警察の調べによりますと、別荘の室内はススだらけで、2人の遺体にもススは付いていたものの、目立った外傷はないということです。警察が遺体の司法解剖を行って死因を調べるとともに、出火の原因など、失火と事件の両面で調べを進めています。
県内冷え込み強まる 気嵐も
本格的な冬はが、間近に迫ってきているようです。29日朝は、県内各地で厳しい冷え込みとなり、気仙沼の港では、冷え込んだ朝ならではの幻想的な現象が見られました。海から立ちのぼる湯気のような白い霧。これは、気仙沼港で発生した「気嵐」と呼ばれる現象です。「気嵐」は、夜間に冷えた空気が、海から蒸発する水蒸気を冷やすことで発生します。「気嵐」の発生は、それだけ冷え込みが強まった証拠です。29日朝は、強い寒気の影響で、県内では、気仙沼をはじめ、多くの地点で氷点下を記録し、5つの地点で、今シーズン一番の冷え込みとなりました。1・1度まで冷え込んだ仙台でも、白い息を吐きながら、通勤・通学する人の姿が多く見られました。平野気象予報士は「午前8時半の仙台駅前です。日の出からだいぶ経っているんですが、まだ気温が3℃台と、寒さが体の芯まで伝わってくるような感じです。」と報告しました。街の人は、「けさはほんとに寒かったので、中のインナーを厚手のものに変えました。家から出たくなかったです。寒くて。(これから)もっと寒くなるのかと思うと嫌ですね。」などと話しました。また、この冷え込みで、きょう、県内では、3件のスリップ事故が発生しています。ネクスコ東日本によりますと、県内の高速道路を利用した車両のうち、冬用タイヤの装着率は、今月25日の時点で76パーセントにとどまっています。ネクスコでは、早めの装着を呼び掛けています。なお、30日の朝も、氷点下の冷え込みとなるところが多く、路面の凍結に注意が必要です。
国が東北で1校に限り「医学部新設」認める
国は、震災からの復興などを目的に、特例として東北地方への「医学部の新設」を認める方針を示しました。来年6月には設置先の大学を選定し、最短で再来年4月の開学を目指します。下村文部科学大臣は29日、閣議後の会見でこのように述べ、1979年の琉球大学以来となる「医学部新設」を、東北地方の大学1校に限り認める方針を示しました。どの大学に設置するかについては、「卒業生に東北に残り、地域医療に貢献してもらうための対策」なども、基準になるということです。県内ではこれまでに、「仙台厚生病院」の支援を受ける「東北福祉大学」と、附属病院を持つ「東北薬科大学」の2校が、医学部設置への意欲を示しています。今回の決定を受け2つの大学はいずれも、「設置に向けさらに準備を進めていく」とコメントしています。文部科学省では今後、厚生労働省や復興庁とも調整して来年6月には1校に絞った上で、最短で再来年4月の開学を目指す方針です。
震災遺構・中浜小の「保存調査費」国が認定
国は山元町の中浜小学校を震災遺構として保存するための調査費として、復興交付金などおよそ1100万円の交付を決めました。これは、復興庁が29日発表した、復興交付金の中に含まれたものです。県内で今回認定されたおよそ1240億円のうち、山元町の中浜小学校を保存するための調査費として「復興交付金」860万円が割り振られ、「特別交付税分」と合わせ、1100万円の事業費が認められました。山元町は、震災当時、避難した全員が助かった中浜小学校を、震災の記憶を後世に伝える、「震災遺構」としての保存を目指し、復興交付金を申請していました。震災遺構の保存事業に国費での支援が決まるのは、県内ではこれが初めてです。
特定秘密保護法案 県内でも“懸念”の声
衆議院を通過し、参議院で実質審議が始まった特定秘密保護法案をめぐり、県内でも「懸念の声」があがっています。今国会での成立を急ぐ安倍政権に対し、「議論不足」を指摘する意見もあり、慎重な審議が求められています。29日、青葉区一番町で行われた、街頭活動。県内の弁護士などが中心となり、法案に反対する署名の呼びかけやビラを配った。特定秘密保護法案は日本の安全保障に関し、秘匿が必要な情報の漏えいを防ぐ目的で、政府が制定を目指しているものだ。今月26日には、衆議院本会議で、自民、公明両党と、修正協議で合意したみんなの党などの賛成多数により、可決。28日から、参議院で実質審議に入った。街頭活動を行った仙台市民オンブズマン代表の野呂圭弁護士は、「国民の知る権利、民主主義、国民主権が著しく制限、後退してしまう。」と閣僚など行政機関の長が「特定秘密」の指定を行う“危険性”に警鐘を鳴らす。また、市民からは、「秘密の保護の範囲がよくわからないので、新聞で言われているように、拡大解釈されると今後危険。」「(動きが)ちょっと早すぎるんじゃないか。もうちょっと中身を吟味するところがあると思う。」などと、法案の成立を急ぐ政府の動きを、懸念する声も上がっている。一方、大河原町の放射線測定室「てとてと」。手頃な金額で、農作物の放射性物質の検査が行える民間の施設だ。測定室の代表、北林康さんが施設を始めたきっかけは、原発事故についての情報不足からだった。北林さんは、「私たちが活動している中で、言葉は悪いが、特定秘密を世に暴く、ということにとらえられかねない。国からの圧力、行政から、そういう活動をしないでほしいと言われる不安はある。」と話し、特定秘密保護法案に対し、強い懸念を示した。特定秘密保護法案では、指定された情報を漏らした公務員に対し、10年以下の懲役など、厳しい罰則が課されることになる。『政府にとって都合が悪く、国民にとって必要な情報が、制限されることにならないか?』審議が進むにつれ、見直しを求める声は高まっている。安倍首相は、法案が衆院を通過した際、「たしかに、この法案に対する国民の皆さまの不安、懸念があることも承知している。これから、さらに参議院の審議を通じて、皆さまの不安を払しょくしていくように努めていきたい。」と話した。
全国新米10種類 “利き米”&炊き方講座
全国各地の新米を食べ比べたりおいしい炊き方を教えてくれるイベントが、29日、名取市で開かれました。このイベントは、米のおいしい食べ方を学んでもらおうと炊飯器メーカーが開いたものです。今回のイベントは、復興支援の一環として、被災した一次産業の支援に力を入れている名取市内の商業施設で行われました。また、「ひとめぼれ」や「ササニシキ」など宮城県のものから、福岡県の「元気つくし」といった聞き慣れないものまで10種類の新米が用意され、「利き酒」ならぬ、「利き米」の試食会も行われました。参加した人たちは、ゆっくりと味わいながらそれぞれの銘柄の風味の違いを楽しんでいました。参加した人は「甘みがあったり香りも違いがあるんだなぁってびっくりしました。」と話していました。

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