飲酒運転で物損事故を起こし、知人を身代わりにしたとして、大阪府警は29日、大阪市環境局職員、谷口淳治容疑者(39)=大阪府岬町深日(ふけ)=を、道路交通法違反(酒気帯び運転、事故不申告など)の疑いで逮捕し、発表した。「クビになるのが怖かった」と容疑を認めている。

 泉南署によると、谷口容疑者は28日午後11時ごろ、岬町深日の町道で酒を飲んで軽トラックを運転し、対向車線の駐車車両に衝突。直後に交際中の女性介護福祉士(41)を呼び出し、身代わりにして逃げた疑いがある。仕事を終え、大阪市内の居酒屋で酒を飲み、自宅近くの駅から車で帰る途中だったという。

 女性は駆けつけた署員に自らの事故だと申告したが、近隣住民が「男だった」と証言し、発覚した。