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【プロ野球】マー「知らないです!」 新ポスティング難航にピリピリ2013年11月29日 紙面から
守備の名手が選ばれる「三井ゴールデン・グラブ賞」の表彰式が28日、東京都内のホテルで行われた。ポスティングシステム(入札制度)による米大リーグ移籍が注目される楽天・田中将大投手(25)は、パ・リーグの投手として選出されて出席。会場は祝福ムードに包まれたが、新制度の合意がまたも遅れた事態も影響したのか、田中の囲み取材は急きょNGに。田中は多くを語らず、ピリピリムードを漂わせた。 晴れの舞台は一転、ピリピリムードが充満した。「投げたあとに打球がどの方向に飛ぶとか、フィールディングはずっと意識している。選んでいただき、うれしい」と表彰式では笑顔で話したあと、球団ごとに選手の囲み取材の場が設けられたが、田中ら楽天の3選手は急きょキャンセル。記念撮影は行われたが、田中は中央の位置を藤田に譲り、控えめの笑顔に終始した。 いら立ち、不安が募るのも無理はない。合意への期待も高まっていた“日米会談”が、まさかの不発。最悪の知らせに、田中は「何も話を聞いていないので。知らないです」と多くを語らず、足早に会場を後にした。 昨オフ、将来的なメジャー挑戦を表明。迎えた今季は24勝0敗1セーブの成績を残し、悲願の日本一を達成した。多くのファンが夢への挑戦を後押しするなか、26日にはついに三木谷オーナーがメジャー移籍容認の考えを表明。道が開けた格好となった。 だが、架け橋となるはずのポスティングシステムの新制度が決まらない。移籍報道が過熱する一方で、田中本人は正式な意思表明すらできない状況だ。 楽天の立花球団社長は移籍の最終決断について、米国の補強戦略に大きな影響を持つウインターミーティングが始まる12月10日前後までをデッドラインとする方針を示唆しているが、遅々として進まない。 (佐藤啓) PR情報
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