大阪維新の会の大阪市議団は27日、市議団で雇用していた事務職員の男性(31)が公費の政務活動費736万6千円を私的に着服していたと発表した。市議団は同日付で男性を懲戒解雇した。近く大阪府警へ業務上横領容疑で告訴することを検討している。

 市議団によると、男性は7~11月、市議団の政務活動費の口座から10回にわたり、それぞれ7万8千~250万円を自らの口座に振り込み、計736万6千円を着服したという。

 男性は昨年10月に採用され、政務活動費の管理を任されていた。男性は市議団の聞き取りに着服を認め、「飲食代や車の購入に使った」と説明したという。