中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > 格闘技 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【格闘技】

怪物井上 井岡超え6戦目世界戦 まずは東洋太平洋

2013年11月29日 紙面から

右が怪物・尚弥、左が猛獣・拓真

写真

 前日本ライトフライ級王者で東洋太平洋同級1位の怪物井上尚弥(20)が28日、12月6日の東洋太平洋同級王座決定戦に向けて練習を公開した。井上は「文句のない内容で勝って、次は世界」と明言。現WBAライトフライ級王者井岡一翔(井岡)が持つ国内最短世界奪取記録を1試合更新する6戦目での世界奪取に意欲を見せた。

 もう、遠慮はない。井上が“井岡超え”を明言した。「次に良い勝ち方をして、これなら世界に行ける、と誰もが思う試合をしたい。“次に勝ったら、世界”の位置付けです。世界に近づく内容で勝ちます」

 辰吉丈一郎に並ぶ国内最短タイの4戦目で日本王座を奪取した8月の田口戦では、判定にもつれ込んで反省点を残した。今回の東洋2位ヘルソン・マンシオ(フィリピン)はガードの固い選手だが、井上は「前回は打ち急いだ。今回はジワジワ攻めて、相手を崩してからフィニッシュに持っていきたい」とキッパリ。

 大橋秀行会長は「別に記録を狙わなくても、文句ない内容で東洋取ったら、必然的に次は世界」と6戦目での世界挑戦を明言した。7戦での国内最短世界奪取記録を持つ、WBA同級王者井岡との因縁マッチも期待されるが「井岡とは尚弥がチャンピオンになって、チャンピオン同士の統一戦が面白い。WBO王者は次が指名試合。だから、現時点ではIかCの可能性の方が高い」と、IBF王者かWBC王者への挑戦を示唆した。 (竹下陽二)

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ