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「憂歌団」ドラマー・島田和夫さん、自宅前で急死…58歳、事件性は無し

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 1998年に活動休止した人気ブルースバンド「憂歌団」で活躍したドラマーの島田和夫さんが急死したことが2日、分かった。58歳だった。関係者によると1日深夜から2日未明にかけて、神戸市中央区の自宅前で倒れているのが発見された。県警は島田さんかどうかの確認を終えていないが、発見された遺体については事件性はないとみている。島田さんは先月27日にも神戸市内のライブハウスでドラムをたたいたばかりだった。

 「憂歌団」の元マネジャーによると、島田さんは1日深夜から2日未明にかけて、神戸市中央区の自宅前で倒れているのが発見された。通報を受けた兵庫県警生田署は当初、身元不明の変死体として扱ったが、島田さんの親族が生田署で遺体が島田さんであることを確認したという。

 県警は本紙の取材に、発見された遺体について「殺人など事件性はない。広報事案ではないので、発見日時や経緯などについてはお答えできない」とし、島田さんかどうかの最終的な確認はまだできていないとしている。

 島田さんは、大阪市立工芸高校の同級生だったボーカルの木村充揮(58)とギタリスト・内田勘太郎(58)が1971年頃に結成したバンド「憂歌団」に74年、ベースの花岡献治(59)とともに正式加入。75年にデビューし、ファーストアルバム「憂歌団」が好評を博した。「天使のだみ声」と言われた木村のボーカルにのせた楽曲で、98年12月に活動休止するまで不動のメンバーで活動した。

 島田さんは「憂歌団」休止後、2000年に「コブクロ」のレコーディングに参加、01年には「BEGIN」のライブにゲスト出演するなど、幅広く音楽活動を続けていた。最近は、02年結成のブルースバンド「FOUR ACES」での活動を中心に、さまざまなユニットに参加していたという。

 先月27日、神戸市中央区のライブハウス「JAMES Blues Land」でのライブに出演したのが最後のライブパフォーマンスになったが、島田さんのウェブサイトによると、今月も神戸市中央区のライブハウス「チキンジョージ」など5本のライブのスケジュールが入っていた。

 元マネジャーによると、島田さんの妻はすでに死去しており、長野県在住の長女が3日、生田署に遺体の引き取りに行くという。

 ◆島田 和夫(しまだ・かずお)1954年3月19日、大阪府出身。木村充揮、内田勘太郎、花岡献治と「憂歌団」を結成し、75年にデビュー。アルバム17枚、シングル4枚を出し、98年に活動休止。その後もライブや楽曲プロデュースなどミュージシャンとして活動していた。血液型A。

特集   訃報・おくやみ

[2012/10/3-06:05 スポーツ報知]


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