「ＬＲＴに自転車を持ち込めるように」　宇都宮市長

　宇都宮市の佐藤栄一市長は２７日の定例会見で、導入を目指す次世代型路面電車（ＬＲＴ）について「自転車が乗り込める、あるいは携帯できることもしっかり考えていく」と述べ、乗客が自転車を持ち込める形を検討していく考えを明らかにした。

　佐藤市長は、欧州ではバスが自転車を取り付けて移動していると例示した上で、「自転車と（ＬＲＴが）連携できればいいと思う」と述べ、自転車のまち・宇都宮としてＬＲＴとの共存を図る考えを示した。

　また、ＬＲＴ整備の工程について「時間をかけてゆっくりというより、スピーディーに対応したい。私個人としては、２０１６年度くらいに着工できれば（いい）」との考えも示した。ＬＲＴ導入で市側が具体的な時期の目標を示すのは初めて。　（後藤慎一）