米副大統領、来週の訪中で東シナ海上空の防空識別圏めぐる問題を提起=政府高官
[ワシントン 27日 ロイター] - 米政府高官は27日、中国政府が沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)を含む東シナ海上空に防空識別圏(ADIZ)を設定したことについて、バイデン副大統領が来週中国を訪問する際、この問題を取り上げることを明らかにした。
同高官は記者団に対し、中国による防空識別圏設定は近隣諸国に不安を与えているとの認識を表明。
バイデン副大統領は中国の当局者に対し、「中国の近隣諸国の不安を煽る行動が出始めており、中国の公空の扱い方、および近隣諸国との領有権問題への対応について疑問が出ている」ことを伝えることを明らかにした。
バイデン副大統領は中国のほか、日本と韓国も訪問。中国が防空識別圏を設定して以来、東アジア地域で高まっている緊張の緩和を図る。
© Thomson Reuters 2013 All rights reserved.
防空圏、中国軍の能力不足も
中国が防空識別圏に支配を及ぼそうとすれば、中国軍は哨戒任務や緊急発進が増え、オペレーション面で忙しくなりそうだ。
記事の全文 | 特集ページ