【時視各角】白馬に乗った超人を待つべきか=韓国(2)

【時視各角】白馬に乗った超人を待つべきか=韓国(2)

2013年11月28日09時24分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  最近の韓国はどうだろうか。名目上同じ代議制だが、形やそぶりだけでも「そこにいてもよい」と話すどころか、私たちの側ではないからと追い出す状況まで悪化したのではないか心配だ。最近、天主教正義具現司祭団の言動がそうで、それを見た大統領が「容認、黙過できない」と言えば、検察が市民団体の告発を理由で捜査に入る姿がそうだ。あちこちで絡んでどこに弾むかも分からなくなった国家情報院事件のように。敵でなければ同志という二分法的な思考と排除の論理だけが広がっているだけだ。ひたすら“進撃”だけだ。

  その間、大統領と青瓦台(チョンワデ、大統領府)に向けられていた期待に満ちた視線は冷め、「明日はない」という民主党の無能さと意地を見ながら、本当に民主党には明日がないと痛感する。代案勢力だと主張する人たちはいるが、その人たちに代案はない。どれ一つ、信頼できるところがないということだ。

  こうした状況の中で、ある知人が話した。「昨年は誰が当選しても新しい時代が開かれると思った。いま見ると与党も、野党も、市民団体も、すべてアンシャン・レジーム(旧体制)だ。詩人・李陸史(イ・ユクサ)の心情だ。白馬に乗って来る超人を待つ…」。知人に話さなければならなかった。そのような超人がたとえ来るとしてもずっとずっと先のことだと。

  コ・ジョンエ政治国際部門次長

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