“知る権利奪う”訴えデモ行進11月27日 18時53分
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国会での審議がヤマ場を迎えている特定秘密保護法案について、反対する市民らおよそ６００人が「法案は国民の知る権利を奪うものだ」と訴えて、札幌市内でデモ行進を行いました。
特定秘密保護法案は、「特定秘密」に指定された防衛や外交に関する情報を漏えいした者に重い罰則を科すもので、衆議院を通過し、２７日から参議院本会議で審議入りしています。
デモ行進は札幌弁護士会の呼びかけで行われたもので、出発地点の札幌市の大通公園には、法案に反対する市民らおよそ６００人が集まりました。
プラカードを掲げた参加者たちは「知る権利を奪うな」とか「国民の声を聞け」などと訴えながら、市内中心部を行進しました。
行進に加わった６５歳の男性は「衆議院で可決したことにいたたまれず、参加しました。子どもたちのために良い未来を残したい」と話していました。
札幌弁護士会の中村隆会長は「法案に反対する市民が大勢いることが分かった。参議院の審議で廃案にされるよう働きかけていきたい」と話していました。