フライゴン@気合の襷
無邪気 A252 C6 S252
地震/流星群/じたばた/フェイント
じたばたフライゴン。最大火力じたばたは威力200で逆鱗より強い。
流星群→最大火力じたばたでH振りミトムが中乱数で落ちる。なんとも微妙な火力である。
しかも妙にバランスの良い耐久のために、抜群技以外で襷が発動しないことが多々発生する困った子。
じたばた自体はHP1を確保さえできれば連打できる高火力技としてそこそこ優秀ではある。
ジュエルじたばた位になるとかなりの高火力になるのだが、
そうなると次はHP1にするために「堪える」を入れなければならず、技スペースが非常に厳しくなる。
フライゴンはかわいいから見た目は好きなんですが実力が如何ともしがたいです。
第三世代で登場した竜/地面という珍しいタイプを持つせいれいポケモン。
赤いゴーグルを着けたような独特のデザインを持つ虫みたいなドラゴン。
AS共に100と攻撃・素早さが高く、その他の能力も平均以上という優秀なステータスを持つ。
当時はドラゴン技が特殊依存で物理技が貧相ではあったのと、ボーマンダという大きな壁があったものの、
一致150の「地震」を使うことが出来たため当時としてはなかなか強力であった。
そして時は第四世代へと流れる。
タイプによって分けられていた物理特殊が技によってそれぞれ分けられることとなり、
ドラゴン技を物理で使う事が出来るようなったため、その高い攻撃を活かせるようになる。
加えて「ストーンエッジ」や「噛み砕く」なども習得し、攻撃範囲が拡大。
強力な特殊ドラゴン新技「流星群」の登場や「大地の力」を習得したことにより、
特殊型としての新たな可能性を見出す事も出来るようになった。
このようにフライゴンは第四世代で大幅に強化され大活躍するはずだった・・・奴さえ登場しなければ・・・
奴とはご存じ青い悪魔ガブリアスである。
ガブリアスは竜/地面というフライゴンと全く同じタイプでありながら、
A130という高い攻撃力、108-95-85という強靭な装甲、フライゴンを嘲笑うS102という悪魔じみた素早さ、
どれをとってもフライゴンが勝る部分が無かった。唯一負けてないのは特攻だがこれも80で同値である。
技に関しても「地震」はもちろんのこと「ストーンエッジ」も当然の如く使いこなし、
フライゴンが使えない強力なドラゴン物理技である「逆鱗」を使用できるなど足元にも及ばなかった。
フライゴンにも「電光石火」や「蜻蛉返り」などがあるもののそれだけでは勝るとは言い難かった。
使用トレーナーもガブリアスは大きいお兄さんに人気のチャンピオンシロナの切り札であるのに対し、
こちらは四天王の船長なのか海賊なのかよくわからん髭面の爺さんである。しかも無駄に2体使用する。
ガブリアスは環境の所謂トップメタとして君臨し、対戦環境を大きく左右するポケモンとなった。
それに対しフライゴンは劣化ガブリアスのレッテルを張られ蔑まれる事となる。
「一体フライゴンが何をしたというのか・・・」全国1万5千人のフライゴンファンは嘆き悲しんだという。
時は流れPt発売、教え技が復活する。
そこでフライゴンはようやく念願の「逆鱗」を習得。まともな物理ドラゴン技を得た。
しかしそれと引き換えにガブリアスが「大地の力」を習得。
これによりフライゴンのアイデンティティであった特殊型をガブリアスでも可能となってしまう。
だがこれに関してはガブリアスの方がわざわざ火力の劣る特殊型にする必要などなかったために
特殊型のガブリアスがメジャーになる事はなく、フライゴンは胸をなで下ろした。ただ素直に喜べないが。
余談だがHGSSにおいて何故か「虫食い」を習得。
「実は虫ポケモンなのではないか」とまことしやかに囁かれた。
そしてそんな逆風の中時代は第五世代に突入。
特に大きな新技などは無かったものの、「フェイント」の仕様変更で優先度が+2に上昇。
優先度が上がったとこによりマニューラの「氷の礫」などの先制技に対しても先制できるようになり、
今までは勝てなかったポケモンにもタイマンで勝てる可能性を見出せるようになった。
新参のドラゴンはオノノクス・サザンドラ・クリムガンの3体だが、
ゲーフリも反省したのかSは全員100未満であり、新参共はフライゴン先輩の顔を立てた
・・・かと思いきやそんなことはなかった。
A147というイカれた攻撃力を持ち、一度「竜の舞」を舞えばもはや手の付けられないオノノクス、
C125に加え様々なサブウェポンを兼ね備え優秀な攻撃範囲で高い潰し性能を持つサザンドラ、
特性「鮫肌」、「不意打ち」・「蛇睨み」・「横取り」などで独自の道を歩むクリムガンなど、
どれもとてもフライゴンの顔を立てるようなドラゴンはおらず、先輩風を吹かせることはできなかった。
それどころか今まで襷で耐えてからのドラゴン技+先制技でドラゴン狩りを生業としていた彼に対して
ゲーフリは新ドラゴン技「ダブルチョップ」を用意、ガブリアス・オノノクスに与えたのである。
これにより狩ろうとした奴らに襷を貫通してぶっ飛ばされる場面が多々見られるようになってしまった。
ちなみに当然だがフライゴンにはダブルチョップは与えられなかった。
そんな彼にも最後の希望があった。それが第五世代からの新要素「夢特性」である。
それは今まで劣化だと何だの言われ続けたマイナーポケモン達がメジャーポケモンを見返すための物、
まさに「夢」そのものだ・・・誰もがそう信じて止まなかった。フライゴンもその一人であった。
しかしそれは「夢」と呼ぶにはあまりに非情なものであった。
なんと元の特性が「浮遊」のポケモンにはイメージを損ねないためなのかどうか分からないが、
夢特性が与えられないというあまりにも酷い仕打ちを受けたのだ。
他のポケモンが夢特性で一喜一憂する中フライゴンはそれを指をくわえて見ているしかなかったのである。
「フライゴンは夢を見ることすら許されないのか・・・」全国2万3千人のフライゴンファンは枕を濡らしたという。
▲ 浮遊による夢特性被害者の会
それどころか夢特性はとんでもない怪物を生み出した。
そう、「マルチスケイルカイリュー」である。
「HP満タン時受けるダメージ半減」という狂気に満ちた特性を得たカイリューは猛威を振るう事となる。
それまでドラゴン狩りのお客様の一人であったカイリューの突然の狂暴化にフライゴンは成す術も無かった。
(フライゴンの鉢巻逆鱗が無振りマルスケカイリューに確定2発である)
第五世代にも居場所はどこにもなかったフライゴン・・・もうじきBW2が発売されるが果たしてどうなるのか・・・
フライゴンの旅はまだまだ続く・・・!
(^マ^)<フライゴン先生の次回作にご期待ください