政治「知る権利狭めない」首相、懸念払拭に躍起 秘密法案、参院審議入り2013.11.27 13:12

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「知る権利狭めない」首相、懸念払拭に躍起 秘密法案、参院審議入り

2013.11.27 13:12 安倍首相
衆院本会議で民主党の桜井充政調会長の質問に対する答弁の途中、水を飲む安倍晋三首相=27日午前、国会・参院本会議場(酒巻俊介撮影)

衆院本会議で民主党の桜井充政調会長の質問に対する答弁の途中、水を飲む安倍晋三首相=27日午前、国会・参院本会議場(酒巻俊介撮影)

 機密を漏らした公務員らへの罰則強化を盛り込んだ特定秘密保護法案は27日午前の参院本会議で、安倍晋三首相が出席して質疑を行い審議入りした。首相は、法案が国民の「知る権利」を侵害するとの指摘について「国民の知る権利を尊重しつつ、特定秘密の保護を図る。知る権利が狭まることはない」と述べ、懸念の払拭に躍起となった。

 法案に反対する民主党の桜井充氏は「国民の懸念を無視し強引に衆院を通過させた」と批判。自民党の宇都隆史氏も「法案成立が不可欠な理由を国民に説明しきれていない」とした。

 首相は「法案は恣意的な指定が行われることがないよう重層的仕組みを設けている」と強調。閣僚ら「行政機関の長」が都合の悪い情報を特定秘密に指定して隠蔽する行為に対し罰則は不要との認識も示した。

 秘密指定の妥当性を確認する第三者機関に関し、米国が国立公文書館内に設置するなど行政内部のチェック機関が一定機能を果たしていると説明。首相自身による監視をめぐり「一定機能を果たせる」とした。

 

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