中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

片岡が巨人と初交渉 入団秒読み

2013年11月28日 紙面から

巨人関係者と握手をかわし会見場を出る西武の片岡(中央)=東京ドームホテルで(園田高夫撮影)

写真

 巨人は27日、西武から国内フリーエージェント(FA)宣言した片岡治大内野手(30)と東京都内のホテルで初交渉。2年総額3億円以上とみられる複数年契約、背番号8を示したほか、正二塁手としての期待を寄せた。交渉即合意とはいかなかったが、獲得へ大きく前進した。

 「非常に熱い思いを感じました」と片岡。約1時間の話し合いで、心を奪われた様子だ。巨人に対する印象が良くなったか、と聞かれると「そうですね」。間髪入れずに答えた。条件提示が一段落ついた時、2009年の第2回WBCをともに戦った原監督が電話でラブコール。「ケアをしっかりして、自分の実力を出せば、日本を代表する選手になれる」。言葉だけではない。代名詞の背番号8を譲るのも指揮官の考えだ。

 この日球団納会に出席した原監督は片岡について「非常にさわやかなスポーツマンであり、アスリートとして明るい選手」と話し、報道陣から「二塁手として獲得したいか」と聞かれると「その辺は球団全員が一致するところ」と語った。実際、交渉では原沢球団代表兼GMが「正二塁手として期待している」とレギュラーを約束。片岡は「良い評価をいただいた。ありがたかった」と感激の表情だった。

 千葉県出身でアマチュア時代も関東のチームに在籍し、在京球団が希望といわれる片岡。競争相手の楽天やオリックスと比べて巨人に有利に働いており、最後に「関東でのプレーは一つの魅力」と語った。巨人入りの決断は秒読みに入ったといえそうだ。 (川越亮太)

(金額は推定)

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ