ストイコビッチ監督の就任でグランパスが生まれ変わったことを象徴した試合が、カシマスタジアムでの初勝利だった。
Jリーグがスタートした93年の開幕戦で鹿島に0−5で大敗したのがケチのつけ始め。以来15年、カシマスタジアムで21戦全敗。鹿島のホーム扱いとなる国立の試合では勝っているが、このスタジアムに来ると、呪われたように負け続けた。
選手時代に何度か敗戦を経験していたピクシー監督は、監督初挑戦で見事にジンクスを打ち破った。2−1の逆転勝ちで連敗にピリオドを打つと「私が来てグランパスが変わったと言われるのはラッキー。しかし戦ったのは選手」と自分の手柄ではないことを強調した。
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