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皆さんこんばんは。これはなかなか面白いです。このニック・レッドファーンという著者は、BBCや
ヒストリー・チャンネルなどにも出演する人らしいですが、CIAがノアの方舟や、地球外生命体や
UFOあるいはピラミッドなどに、如何に長期間の研究をしていたかを突き止めています。とにかく、
アメリカ政府の公文書を調べまくって、登場人物がいつ誰と会って、何の話をしたかなどと徹底的に
調査し、独自の推理を展開しています。今まで「木で出来た巨大船」と思わされていた、アララト山の
峻険な山頂付近に眠るノアの方舟が、実は金属製の宇宙船であったなど、人類史がひっくり返る
ような調査内容が報告されています。
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そこで早速グーグルアースを使って、トルコ東部のアララト山の衛星画像を見てみると、山頂付近は
やはり氷河で隠ぺいされた箇所があります。このあたりに、巨大な宇宙船が突き刺さっているので
しょうか? アララト山は斜度60度ぐらいもありそうな厳しい斜面の山ですので、地上から方舟の
発掘は不可能。そのためかペンタゴンは、オハイオ州・デイトンにあるライト・パターソン空軍基地
を拠点に「ムーンダスト計画」を立案し、アララト山にデルタフォースのような特殊部隊を降下させ、
金属製の巨大な物体を調査し、分厚い報告書が作成された。実際は方舟の中は空っぽだったが、
もしそれが宇宙から来たものだとしたら? 聖書の話は根こそぎ書き換えられることになる。
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もちろんCIAもペンタゴンも、こうした機密ファイルの核心は絶対に表に出しませんので、どこまで
真相に食い込めるかが問題なのですが、それにしても、よくここまで調べたものだと感心しました。
また、エジプト・ギザのピラミッドが、巨石を空中浮揚で組み立てていった原理を、アメリカ海軍が
徹底調査し、その中心人物(民間)が謎の死を遂げていることも描かれています。奇しくも我々は、
グーグルアース上ですが、日向灘沖と石垣島沖に、海底ピラミッドを発見しました。さあこれがどの
ような展開を生み出すか、来年がますます楽しみになってきましたね。
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「ペンタゴン特定機密ファイル」
[謎の遺物・古代の核戦争・失われた文明] アメリカ情報機関の極秘調査 1890円(成甲書房)
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