【北京=島田学】中国国防省は27日に「米軍機の全航程を監視した」と発表した。中国本土から最も離れた防空識別圏の東端で、米軍機が南北に往復したことを把握していると強調。監視体制は万全だと主張した。
国防上の当然の権利――。中国は防空識別圏の設定をこう位置付ける。日米の抗議を受け入れるどころか、「空域を有効にコントロールする能力を持っている」と強調する。中国外務省の秦剛報道局長は27日、防空識別圏では「脅威の程度を見極め、相応の対応をする」と語った。
中国が海洋進出に続き、東シナ海上空に防空識別圏を設けた背景には中国軍の一貫した「接近阻止・領域拒否」戦略がある。西太平洋で米軍の自由な作戦行動を許さず、海と空で米国との対等な関係を目指す構えだ。
中国近海では米軍や自衛隊が活発な偵察活動を展開している。2001年には中国海南島付近の上空で、中国の戦闘機が米軍の偵察機と空中衝突する事件も起きた。
防空識別圏、中国
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