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ストーカー?路上で22歳女性刺殺 男が逃走 千葉・市川

女性が刺された現場付近を調べる千葉県警の捜査員=27日午後6時43分、千葉県市川市
女性が刺された現場付近を調べる千葉県警の捜査員=27日午後6時43分、千葉県市川市
Photo By 共同 

 千葉県市川市八幡2丁目の歩道で27日午後4時半ごろ、22歳の女性が男に腹を包丁のような刃物で刺され、病院に運ばれたが死亡した。男は走って逃げており、県警は殺人容疑で行方を追っている。女性は今年9月、元交際相手とのトラブルなどを警察に相談していた。

 県警によると、死亡したのは、市川市大洲の無職湯浅栞さん(22)。事件当時は、交際相手の男性(35)と一緒におり、男性は「男は20〜30センチぐらいの文化包丁を持って逃げた」と話している。ほかに、男がJR総武線本八幡駅の構内に通じる階段を駆け上がったとの目撃情報もある。現場から凶器は見つかっていない。

 男は20〜30歳ぐらいで、身長1メートル70〜80。黒い服にジーンズ姿で、黒のニット帽をかぶっていた。

 現場近くにいた人が「若い女性が男に刺され、倒れている」と110番した。県警は、近隣の警視庁や埼玉県警などと合同で緊急配備し、近くにある駅の防犯カメラの映像を調べている。

 殺害された湯浅さんは今年9月に市川署を訪れ、「元交際相手から復縁を迫られ困っている。別の男とも金銭トラブルがある」などと相談し、同署が両方の相手方に警告していた。事件後、復縁を迫っていた男と連絡がつかなくなっており、県警は、事件との関連についても捜査している。

 現場は、JRと京成、都営地下鉄本八幡駅に囲まれ、飲食店やオフィスビルが立ち並ぶ繁華街の一角。湯浅さんが倒れていたのは駅前のバスロータリーに続くメーン通り沿いで、事件当時、サラリーマンや買い物客などでにぎわっていた。

 近くの携帯電話販売店の女性店員(23)は、倒れた湯浅さんの周りに5、6人が集まり心配そうに声を掛けている様子を目撃。すぐに救急車が駆けつけて搬送したという。湯浅さんの中学時代の同級生という大学4年奥田しほりさん(21)は「こんな明るい場所なのに、どう気をつけたらいいか分からない」とおびえた様子。近くの飲食店の男性店長(41)は、「男は刃物を持ったままで、捕まっていない。心配です」と話した。

[ 2013年11月28日 05:30 ]

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