ミャンマーで水道技術支援へ11月27日 12時25分
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アジアの新興国に水道技術を売り込む「海外水ビジネス」を展開している北九州市は、新たにミャンマーでも、水道水の水質向上に向けた技術協力を行うことになりました。
北九州市が技術協力を行うのは、ミャンマー第2の都市で106万の人口を抱えるマンダレー市です。北九州市によりますと、マンダレー市には、2つの浄水場がありますが、いずれも塩素処理の設備がなく、水道水は消毒されないまま供給されているということです。このため北九州市では、職員を現地の浄水場に派遣して、消毒設備の設置に協力するほか、マンダレー市の水道担当の職員を北九州市に招き研修を行うということです。北九州市によりますと、今回の事業は、2年4か月にわたって行われ、費用はすべてJICA=国際協力機構が負担するということです。
北九州市は、急速な経済発展の一方で上下水道の整備の遅れなどが大きな問題になっているアジアの新興国に、企業と連携して水道技術を売り込む「海外水ビジネス」を展開していますが、ミャンマーへの進出は初めてで、今回の技術協力をきっかけに、将来、事業の受注を目指すとしています。