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名護市長「情けない」 那覇市議14人が役員辞任

 沖縄県名護市の稲嶺進市長は27日、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設容認に転じた自民党沖縄県連を批判した。那覇市で記者団の取材に「政治家の命である公約を翻すのは情けない」と語った。一方、自民党の那覇市議14人は地元選出国会議員の辺野古容認に抗議し、役員の辞任を決めた。

 稲嶺氏は、県連の辺野古容認が県外移設を主張する仲井真弘多知事に与える影響に関しては「知事が方向を変えるとは思いたくない」と述べ、仲井真氏の方針堅持に期待を示した。

 取材に先立ち、稲嶺氏は県庁を訪問。辺野古移設に反対する市長意見を川上好久副知事に手渡し「後世の歴史に耐えうる判断を期待したい」と訴えた。来年1月の名護市長選でも辺野古反対を前面に掲げる戦略だ。

 これに対し県連は、出馬を表明した末松文信県議、島袋吉和前市長の保守系2人の一本化を急ぐ。今回の方針転換で末松氏が辺野古容認を明言できる環境が整ったと判断。辺野古推進派の島袋氏に立候補を思いとどまるよう説得し、稲嶺氏の再選を阻止したい考えだ。

 また自民党の那覇市議17人のうち14人は急きょ、記者会見を開き、衆院沖縄1区支部長の国場幸之助衆院議員による辺野古容認への方針転換を批判、支部役員を辞任すると発表した。県連に関しては「説明を受けてないのでコメントできない」と述べるにとどめ、話し合いの機会を持ちたいとの意向を明らかにした。

[ 2013年11月27日 18:02 ]

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