［ボート］賞金女王＆賞金王　カウントダウン（１）

　岡山期待の若手女子、守屋美穂がデビュー７年目で女子１２強に勝ち残った。今年２月の鳴門オール女子戦で山川、寺田、新田の歴代女王、この時すでに周年ウイナーとなっていた平山、１期上の鎌倉ら女子トップクラスのメンバーを相手に５コースからまくり差しで初優勝。７月には同県の先輩・山口達也と結婚。人生においてもレーサーとしても充実の１年だったに違いない。その総仕上げとなる芦屋は１０月の女子リーグで優出５着。出場中、最も登番の若い２４歳年女が新風を送り込む。

　「最近はエンジンが仕上げられるようになった」の言葉通り、ことしＧＩ、ＳＧ戦での優勝こそないが、コンスタントに安定した航跡を残している。６月以降は、グラチャン準Ｖをはじめ１０月・平和島ダービーで優出３着と大舞台での活躍が目覚ましい。決定戦出場はチャレンジＣで、同期の森高が優勝したことによって決定。森高は駒を進めることはできなかったが、バトンは受け継いだ。デビュー当初から天才と言われ続けた銀河系軍団８５期の旗頭が悲願の１億円バトルに挑む。