桜田淳子　２０年ぶりステージ！！　「追いかけてヨコハマ」など披露

　７０年代に「花の中三トリオ」の一人として人気を博した元アイドルの桜田淳子（５５）が２６日、東京・銀座の博品館劇場で、デビュー４０周年を記念したイベント「桜田淳子　Ｔｈａｎｋｓ４０スペシャル〜ファン感謝ＤＡＹ」を開催。ファン約３８０人が集まった。

　桜田がステージに立つのは、１９９３年３月の映画「お引越し」の舞台あいさつ以来２０年ぶり。マスコミには非公開で、主催者によると、イベントでは、今年１０月に発売したベスト盤「Ｔｈａｎｋｓ４０〜青い鳥たちへ」の中から「追いかけてヨコハマ」「ＬＡＤＹ」「しあわせ芝居」の３曲をメドレーで披露した。

　元所属事務所の後輩で、桜田に憧れて芸能界入りした太川陽介（５４）も駆けつけ、桜田のアイドル時代の映像などを見ながら思い出話に花を咲かせた。その後はミュージカル「アニーよ銃をとれ」（８０年初演）の劇中歌も４曲熱唱した。

　桜田はこの日、マスコミ各社にコメントを寄せ、今回のイベント開催について、ベスト盤制作過程で「ファンの皆さんに支えられながら歩んでいた当時を思い起こし、どうしても自らの口から直接ファンの皆さんに感謝の気持ちを伝えなければならない」との思いに至ったと説明。約９０分のステージを終え、「ファンの方々が長い時間（とき）を経て、いまだに変わらず私のファンでいてくださっていることに感動し、幸せな１日となりましたこと、心より感謝申し上げます」とコメントした。

　イベント終了後、桜田は、午後１０時すぎに楽屋口に姿を現した。約１００人の報道陣、ファンらでごった返す中、黒ぶちのメガネをかけ、白いコートに黒のマフラーを巻いた桜田は深々と一礼。「ありがとうございました」とあいさつして迎えのタクシーに乗り込んだ。男性ファンからは「（復帰を）待ってるぞ−！！」と熱い歓声も飛んでいた。