大相撲九州場所で6度目の優勝を飾った横綱日馬富士(29)=伊勢ケ浜=が26日、福岡県筑紫野市の二日市温泉・大観荘で取材に応じ、お気に入りの温泉での入浴姿を公開した。
5場所ぶりに優勝した日馬富士を支えたのは、宿舎がある太宰府天満宮近くで約1300年前からこんこんとわき続ける「万葉の湯」だった。温泉に入ったのは今年が初めて。場所前、トレーニングしたあと入浴すると「翌日の疲れの取れ方が全然違う」と連日通った。場所中も3日に1度は駆けつけ、痛めている両足首や右肘にテーピングやサポーターを付けて土俵に上がることは1度もなかった。
現在はバトトール夫人と3人の子どもたち、そして母ミャグマルスレンさんと一家だんらんの時間を楽しんでいる。「子どもたちはふだん会わない分すごく甘えてくる。もう朝から大騒ぎで大変だ。ゆっくり休みたい」とこぼしながらも表情はうれしそう。
来月1日から北九州市で冬巡業がスタートするため今月いっぱい、同地で英気を養って来年初場所での連覇を目指す。 (竹尾和久)
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