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2013年11月23日(土) 東奥日報 ニュース



■ 黒石まち歩き 旧商家など巡る

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こみせ美術館でガイドの村上会長(右)から「昔のスコップ」の説明を受ける参加者
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 黒石市が10月に認定した「小さなまちかど博物館」を巡る街歩きツアーが23日、同市の中心部で行われ、市内外からの参加者37人が旧商家や老舗造り酒屋などを訪ねた。期間限定の骨董(こっとう)市も横町商店街で始まり、藩政期のアーケード「こみせ」など歴史に彩られた街は、観光客らで活気づいた。 

 同ツアーは、黒石の歴史や個性を体感できる施設など10カ所が市から「博物館」に認定されたのを記念し、中心街のにぎわい創出を目指す「横町十文字まちそだて会」と、こみせ通り商店街振興組合が主催。2班に分かれ、同会の村上陽心会長と大溝雅昭副会長がガイドとして案内した。

 参加者は文四郎酒蔵館(鳴海醸造店)、こみせ美術館(西谷家住宅)などの「博物館」を中心に約10カ所を巡り、日本酒の試飲をしたり、かつて使われていた生活用品などに見入ったりした。

 弘前大学に通う娘と参加した札幌市の主婦桂巻由紀子さん(50)=深浦町出身=は「黒石の歴史の奥深さに感激した」。

 それぞれの博物館の「館長」らも説明役を引き受けた点について、青森市のライター山内美香さんは「暮らしている人の視点から話が聞けてよかった」と話した。

 一方、横町商店街での骨董市は12月15日まで。既存店4店のほか、空き店舗3店に8人が出店し、ファンらでにぎわっていた。

 ツアーは12月8日にも開催。参加料は昼食などが付いて3千円。ツアーと骨董市に関する問い合わせは津軽こみせ駅(電話0172(52)7271)へ。

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