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24歳韓国系男性がオバマ大統領の演説を遮る

オバマ大統領「家族思う熱い気持ちを尊重」

24歳韓国系男性がオバマ大統領の演説を遮る

 オバマ米国大統領がサンフランシスコのチャイナタウンで移民改革法の成立を促す演説をしていた際、韓国系男性ホン・ジュさん(24)が大声を出して話を遮り、演説が中断された。AP通信が25日、報じた。

 オバマ大統領の演説が終盤に近づいたころ、演壇の後ろにいたホンさんは「米国内1150万人という不法移民の追放を止めるため、どうか大統領の行政権限を行使してほしい」と叫んだ。現地メディアによると、ホンさんは11歳の時に家族と共に米国に移民、現在はカリフォルニア州アラメダに住んでいるという。2010年にホンさんの家に強盗が入ったが、不法移民であることが発覚するのではないかと恐れ、警察に通報できなかった。ホンさんは親類に会うため韓国に行きたいと考えているが、米国に戻れなくなるのではと思うと出国できないと言っている。

 オバマ大統領はホンさんに「移民問題は声に出していうほど簡単な問題ではない。この問題を解決するには説得が必要だ」と言った。だが、聴衆たちは「追放をやめよ。私たちにはできる」と叫び出し、会場は大騒ぎになった、と現地メディアは伝えている。

 警備担当者らが聴衆を退場させようとすると、オバマ大統領はこれを制止し、「家族を思う熱い気持ちは尊重する」と述べたとのことだ。

キム・ガンハン記者
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