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村田連勝へ背筋ぴーん、多彩なパンチ

村田(右)はミット打ちでトレーナーを相手に右ストレートを放つ(撮影・山崎安昭)
村田(右)はミット打ちでトレーナーを相手に右ストレートを放つ(撮影・山崎安昭)

 ロンドン五輪ミドル級金メダルの東洋太平洋、日本同級1位・村田諒太(27=三迫)が「背筋ぴーん」スタイルでプロ2連勝を目指す。来月6日、東京・両国国技館でデイブ・ピーターソン(27=米国)とのプロ2戦目(日刊スポーツ後援)を控え、26日に都内のジムで練習を公開。背中を丸めた五輪時の構えから多彩なパンチを繰り出せる背筋を伸ばした姿勢に変えた新スタイルを披露した。またプロ3戦目は来年2月22日、中国マカオで行われることも確実となった。

 約1カ月間の米ラスベガス合宿を終え、国内調整を開始した村田の構えは明らかに変わっていた。背中を丸め、ガードを固めて前に出る雰囲気はない。上体を起こしたスタイルでイスマエル・サラス・トレーナーが持つミットに強打を打ち込んだ。「アマとは違い、フットワークもセーブし、ボディーワークも長丁場のことを考えています」と村田。来月6日のプロ2戦目に備えた新スタイルであることを示唆した。

 サラス・トレーナーは「アマの時は跳ねるような足の運びで姿勢も前にいっていた。上体を起こすことはプロでの変更点」と解説する。背筋を伸ばすことで体を大きく見せ、かつ自らの視界も高く広がる。背中を丸めるとフック、アッパー系のパンチしか出せないが、上体を起こすと左ジャブ、右ストレートがスムーズに出せる。5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(米国)も上体を起こし、多彩なパンチを繰り出すスタイル。村田に、1つの戦い方が備わったことになる。

 プロ3戦目の概要も固まった。村田育成をサポートする帝拳ジム本田明彦会長は、村田が来年2月22日、マカオで来年初戦に臨む見通しを明かした。今月24日にパッキャオが再起戦を行ったベネチアン・リゾートが会場になる予定。本田会長は「村田は短い期間で私の予想を超える成長をしている」と高い評価。村田は「KOを狙うのがボクの仕事」と、背筋を伸ばし堂々と宣言した。【藤中栄二】

 [2013年11月27日9時33分 紙面から]

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