1969年設定の日本防空識別圏 韓国領空を侵犯
【ソウル聯合ニュース】日本が1969年に設定した防空識別圏が韓国の離於島と馬羅島領空を含んでいることが分かった。
韓国国防部の金aソク(キム・ミンソク)報道官は26日の定例会見で「日本が防空識別圏を設定した1969年には領海(領空)基準が自国の島または陸地から3カイリ(約5.5キロ)だったが、1982年から領海の概念が3カイリから12カイリに広がった」とした上で、そのため日本の防空識別圏が韓国領海まで達したと説明した。
日本の防空識別圏が設定された当時、領海基準は3カイリだったが基準が変わり韓国の領空を日本が侵犯することになった。
また、金報道官は東シナ海の暗礁である離於島と済州島南方にある馬羅島の領海と領空は韓国に属するため、韓国の航空機が該当する上空で活動する際、日本に通報する義務はないと話した。
さらに離於島が日本の防空識別圏に属することに関連し、日本側と10回以上協議してきたとしながら、「現段階ではそのままの状況が続いている」とした。
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