2011年11月10日

里芋「食べ物What 食べ物「What」

 ○ 食べ物What!

 ☆ 里芋

 ◆ とれる場所が由来!?


 蓮の葉はかくこそあるもの意古(おき)麿が家にあるものは芋(うも)の葉にあらし(「万葉集」)、この
「ウモ」は里芋のことで、すでに奈良時代、原産地の熱帯アジアから中国を経て渡来していたらしい。

 イモのことを古くはウモといい、山芋、里芋をさした。江戸時代中頃からサツマイモ、末期からジャガイモのこともいうようになった。「ウモ」について「大言海」では「埋(うも)ニテ、根塊(こんかい)ニ就キテノ名カ」としている。

 地下にある球茎だから、その名がついたのだろうというのだ、日本最古の漢和辞書「新選字鏡(しんせんじきょう)」に「蕷・芋・伊母(いも)」とあるので、「ウモ」が「イモ」とナマったのは平安初期のこととおもわれる。

 また「新撰字鏡」以後に成った本草書「本草和名(ほんぞうわみょう)」や辞書「和名妙」では、芋の和名を「以倍都以毛(いへついも)とか「以閉都以毛(いへついも)とか記している。

 これは、いまの表記にすれば「いえついも」であり、畑で栽培する芋という意味で、山に自生する山芋(長芋・自然薯(じれんじょ)と対比した名称である。

「里芋」の名も、山芋にたいして、里で栽培されるところからつけられたものであり、「いえついも」からきているのかもしれない。

 里芋は別名「いもぐすり」ともいわれた。すりおろして小麦粉とショウガのしぼり汁をまぜたものが、はれものや、火傷、肺炎などの高熱に湿布がわりとして特異な薬用効果をあげたらしい。

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2011年11月09日

 なまこ「食べ物What」

 ○ 食べ物What!

 ☆ なまこ

 ◆ 生で食べるのに由来!?



 なまこのシュンは初冬。新鮮なやつをぶつ切りにして酢洗いし、三杯酢にして、大根おろしを加えて食べるのがうまい。

 とくに、なまこのはらわたを塩漬けにしたコノワタは、酒のサカナにうってつけだ。

 この語源については、なまこを大ガマで煮上げて乾燥させたイリコや、卵巣を干しあげたコノコなどに対し、生(なま)の子という意味で、「なまこ」とつけられたという。

 漢字で「海鼠」と書くのは、その姿かたちがなんとなくネズミに似ているからだろう。


 コノワタの「コ」は「なまこ」、「ワタ」は「はらわた」のいみである。
 ちなみに、英語では、なまこの形がキュウリににているからか「シー・キューカンバー(sea-cucumber)」の名がある。cucumberはきゅうりの意味だ。


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2011年11月08日

ねぎ「食べ物What」

 ○ 食べ物What!

 ☆ ねぎ

 ◆ 独特の香りが由来!?



 「ねぎ」は古名を「き」といい、「日本書紀」にも「秋葱(あきき)」と出ている。それが、根(本当は地下茎)の部分を食べるところから「根葱(ねぎ)」ともいわれるようになった。

 古名「き」の由来は独特の香りと臭気があるところから「気」と言われるようになった、とされている。むかしの女房ことばでも、「くさもの」といわれた。

 「ニラ」の古名は「ミラ」。「大言海」には、ミラを「芽平(めひら)」の約」か「からみの略」ではないか、と説明している。

 「芽平」は、文字通り、そのかたちをあらわしているが、カミラというのは、ラッキョウの古名「オオミラ」に対して「コミラ」といったのがナマったもの。

 どちらにしても、「ミラ」と「ニラ」が似ているための音転のようだ。

 現代に限らず、むかしから ねぎとニラは、女性から敬遠されるフシがあるようだ、やはり、くさみが口臭に残らないように、という心配りからなのだろう。

 そのため、室町時代あたりの女房ことばでは、公用をはばかって、ねぎを「一文字(ひともじ)」、ニラを「二文字(ふたもじ)」と隠語を使っていた。これも、「き」、「ミラ」とい古名の字数から来ているわけだ。



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2011年11月07日

またたび「食べ物What」

 ○ 食べ物What!

 ☆ またたび

 ● 食べると活力がわくのが由来!?



 「ネコにまたたび」と、大好物とか、効果のいちじるしちことのたとえに使われる。実際、ネコ科の動物はまたたびのにおいをかいだだけで狂喜し、ライオンでさえふ抜けになるというから、ふしぎな植物である。

 苦みがあって、とくに美味しいというものではないのだが、牧野富太郎博士によると「またたび」の名は、アイヌ語の「マタ(冬)・タムブ(亀の甲)」からでたという。

 またたびには虫がつきやすく、表面にシワの寄った長楕円形の実が亀の甲に似ているのでつけられた名だというのだ。「大言海」には「わたたびノ転」とあり、古名「和多多比」(わたたび)のナマったものとしている。

 一方俗説では、ある高僧が旅につかれはてていたところ、たまたまこの実を食べると元気が出て、旅を続けられたので「また旅」とよぶようになったという。真偽はともかく俗説の方が面白い。

 長野あたりでは、またたびを塩づけにして市販している。天ブラに揚げてもいいらしい。むかしから不老長寿の仙人食とされてきたが、それなりの根拠はあるそうだ。

 また、ネコ族がこれを好むのは、神経をマヒさせる、またたび酸がふくまれているためだとか。


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2011年11月06日

ウド「食べ物What」

 ○ 食べ物What!

 ☆ ウド

 ● 土に埋もれているのが由来!?



 ウドの香気と歯ざわり、淡泊な味は、いかにも日本人好みのもので、浸し物、和え物、酢の物、漬物など用途はひろい。名前がちょっと風変わりだが、これは「大言海」に「埋(うづ)ノ転」とある。土の中に埋もれている若い茎を食用とするところから名づけられたというのだ。

 漢字では「独活」と書き、なにやら肩ヒジ張った字面だが、中国の「呉氏本草(ごしほんぞう)」にいう「ウドの花は風に揺るがず、風なくして独り揺らぐ」ところからきたという。また、ここから別名を「独揺草」ともいったらしい。

 なりばかり大きく役に立たない者のたとえに、「ウドの大木」ということわざがある。ウドは芽が出たばかりの小さなものが食用になるので、育ちすぎたのは、いくら大きくても弱くて役に立たないというのだ。

 「ウドとにしん」というのは、ウドの酢あえに、にしんをそえると美味なところから、夫婦なかのいいことをさす。

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2011年11月05日

カツドン「食べ物What」

 ○ 食べ物What!

 ☆ カツドン

 ◆ 学生の作ったドンブリ飯が由来!?



 カツドンは大正十年二月、早稲田の学生食堂で誕生したものだという。その考案者にして名付け親は、当時、早稲田高等学院文学部の学生だった中西二郎という人物らしい。

「早稲田大学史」「VOL2,NO1」にある藤野悦子「かつ丼誕生記」によると、そのいきさつは、こうだ!

 そのころ早稲田かいわいには、飲食店は十軒ほどしかなかった。中西は「カフェーハウス」の常連として、カレーライスとカツ飯(今のカツライス)を交互に食べていたが、さすがにあきて、ある日、店主に、思いつくままに料理の朱蒙を出した。

 皿の飯を丼に移し、カツを切ってその上にのせ、さらにソースとメリケン粉で煮合わせたものをかけて、青エンドウを散らす。

 食べてみて、これはいけるというので、店主を説きつけ、店先に「特売品 かつ丼」と大きなビラを貼りださせた。これが評判をよび、全国に広まることになった。

 ざっとこんな話である。「カツドン」の名は言うまでもなく、「カツレツ丼(ドンブリ)の略である。外国料理をこのようにとりこんでしまい。

 昔から我が国にあったもののように錯覚させる能力は、実に、舌を撒くところがおおい。

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2011年11月04日

 そらまめ 「食べ物What」

 ○ そらまめ

 ☆ 食べ物What!
 
 □ 実が空を向いているのが由来!?


 「豆」ということばは、その形がおおむね丸いところから、「マルミ」の転訛したものとされている。そらまめは晩春からとれ、豆類では一番早くたべられる。

 その食べ方としては、皮をむき、重曹をいれて煮て、砂糖で味付けした富貴豆がよく知られている。

 「そらまめ」のなは、その実、そいうより莢(さや)が空を向いていてなるのでつけられたようだ。漢字で「蚕豆」とかくのは、カイコのころに豆が成熟するから(農業全書)とも、莢の形がカイコににているから(本朝食鑑)ともいう。

 西南アジアでは古くから栽培されていたが、中国を経て我が国にはいってきた年代は明らかではない。
 「耶蘇会士日本通信」には、我が国の産物をほうこくした1565年9月15日付けの手紙があり、そこでそらまめも取り上げているというから、室町末期にすでに栽培されていたことは確かである。

 とことで、蚕豆の変わった料理に、「蘭花(らんか)」というのがある。ひねの豆を水に浸けてふやかし、ザルにうつして水気を取ったら、豆の頭に小刀で切れ目をいれる。これをごま油で、揚げると蘭のようにひらくので、その名がある。

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2011年11月03日

スパゲッティー

 ○ 食べ物のWhat

   ☆ スパゲッティー

      ヒモ状の形に由来!?



 いまやイタリアに限らず。全世界で共通になった感じなのが「スパゲッティー」というたべもののことばである。このスパゲッティーが、世界中で一番よくうれる都市はニューヨークだそうだ。本場ともいわれるイタリアを追い抜く勢いらしい。

 さて、スパゲッティーというのは、小麦粉をこねた「パスタ」Pastaといわれるものの、あくまで一種類でしかない。イタリア語で、「糸」の意味の「スパゴ spago」その原形。「スパゲッティーspaghetti」は「小さな糸」という意味だ。

「パスタ」を延ばして、ヒモ状にしたものが「ドウdough」いわれ、これには「マカロニ」も含まれている。「マカロニ」の有名な語源に、むかし、新しいもの好きの王子のために、ある料理人が考えだし献上したとき、王子が「オー! マ・カロニー Oh, macaroni!」と叫んだことから始まったといわれる。「おや!なんてかわいらしいこと!」ぐらいの意味だ。但しこの語源説、真偽のほどははっきりしない。

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2011年11月02日

コーヒー「食べ物の コーヒー「食べ物のWhat」

 ○ 食べ物のWhat!

 ☆ コーヒー
 

 
 アラビアで生まれた由来!?

 この言葉はヨーロッパの各国語とも、ほぼ似たような発音をする。英語が「コフィー(coffee)」オランダ語も「コフィー(koffie)」、ポルトガル・スペイン・フランス語は「カフェ(cafe)」である。

 これらはすべてトルコ語の「カフペ(kahue)」から転訛したもので、この語源はアラビア語の「カフワ」だという。

 日本語化した「コーヒー」のはつおんは、英語、オランダ語にちかいが、この言葉はすでに元和初年(1615年)の磯野信春著「長崎土産」や享保9年(1724年)の「和蘭問答(おらんもんどう)」にでてくるので、オランダ語のナマったものと考えられる。

 対象から昭和初期にかけて、カフェーという、女給のサービスのつく日本独特の飲食店がはやった。この名称は明らかにフランス語からきたものだ。

 これいぜんの明治二十一年、東京・上野に我が国初の喫茶店「可否(カツヒー)茶館」が開店したが、時期が早すぎたのか商売にならず、すぐに店を閉めてしまったらしい。

 コーヒーのほかに、むかしは「カヒー」「カッヒー」「コヒイ」「コッヒイ」「カウヒイ」などとさまざまに呼ばれ、漢字で「哥非乙」「哥喜」「歌分」「珈琲」「骨喜」「「架啡」などと書かれた。専門店には「珈琲」というじを看板などにつかっているところがおおいが、これは字づらの装飾的な効果を図っているのだろう。ちなみに、コーヒーの語源がアラビア語だというのは、これを最初に飲料としたのがアラビア人だからだ。十一世紀のはじめのことである。

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2011年11月01日

飲食店経営者等講習会

 ○ 飲食店経営者等講習会


 この時期になると、毎年恒例である、飲食店経営者等講習会が竹ノ塚教育センター大ホールにて、開かれた。
今年は、例年よりも参加者は少ない感じであった。
 2時に開演され、4時に閉会となったが、例年どうり、開会の挨拶、竹ノ塚警察署長の挨拶のあと、消防署課長より、足立3署管内における火災状況、注意点など。
 次に建築基準法について50平米未満と10平米未満とは設備かかなり違いが出てくるようだ。飲酒運転禁止、また自転車、ハンドルキーパーの話、保安からは、暴力団についての、接し方、資金援助となるようなことは、断固として断るようにと。飲食店営業における接待行為の禁止、カラオケのデュエットも接待行為になるそうだ。

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