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海上保安庁“島として残る可能性高まった”11月27日 4時34分
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小笠原諸島の西之島付近で噴火が確認され、新たに陸地が見つかってから、27日で1週間になります。
火口から溶岩が流れ出して陸地が少しずつ広がっていることが分かり、海上保安庁は陸地が溶岩に覆われて島として残る可能性が高まったと見ています。
小笠原諸島の父島の西およそ130キロにある西之島の南東の海上では、今月20日、およそ40年ぶりに噴火が確認され、新たに陸地ができているのが見つかりました。
海上保安庁が26日午後、航空機で観測したところ、2つある火口の1つからは溶岩が流れ出て海に達し、海水が蒸発して大量の水蒸気が上がっている様子を確認しました。
さらに映像を解析した結果陸地の大きさは、発見の翌日21日の時点で北西から南東に200メートル、北東から南西に100メートルほどでしたが、流れ出た溶岩で当初と比べて北東の方向におよそ70メートル伸びて面積は1.3倍ほどになっていることが分かりました。
また、およそ4分以下の間隔で噴火を繰り返し、時々、高さ数十メートルに達する黒っぽい煙を確認しました。
観測を行った伊藤弘志火山調査官は、「当初よりもマグマの供給量が増えていて、非常に活発な活動が続いていると言える。今後、どの程度活動が続くかにもよるが、陸地が溶岩で覆われ島として残る可能性が高まったと考えている」と話しています。
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