4号機の核燃料 22日に共用プールへ11月22日 4時29分
東京電力福島第一原子力発電所4号機で行われている使用済み燃料プールから核燃料を取り出す作業で21日、最初の22体の燃料を入れた輸送用の容器が敷地内の共用プールという施設に運ばれました。
これらの燃料は22日、容器から取り出してプールに収められ、作業が終われば今回の燃料取り出しの1回目の作業が完了します。
福島第一原発4号機の燃料プールに保管されている使用済み燃料1331体を含む合わせて1533体の核燃料の取り出しは今月18日から始まりました。
22日は未使用の新しい燃料22体を入れたキャスクと呼ばれる輸送用の容器がトレーラーで100メートルほど離れた共用プールに運び込まれ、その建屋内でトレーラーから下ろされました。
今回の燃料の取り出し作業で、4号機の建屋から燃料を入れた容器が運び出されたのは初めてです。
22日は、キャスクから燃料を取り出し、共用プールの燃料を収めるラックに移す作業が行われ、すべての燃料を移し終えれば、今回の燃料取り出しの1回目の作業が完了します。
東京電力は1回目の作業に問題や課題がなかったか検証したうえで、2回目の作業を始めることにしていて、検証の結果しだいでは、強い放射線を出す使用済み燃料の取り出しに着手する可能性があるとしています。
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・ 核燃料取り出し作業1回目終了 (11月22日 20時44分) ・ 核燃料入り輸送容器 共用プールに (11月21日 18時16分) ・ 4号機の核燃料 保管施設に搬出 (11月21日 13時31分) ・ 核燃料入り容器 運び出し始まる (11月21日 13時21分) ・ 4号機の核燃料 運び出しへ準備 (11月21日 12時13分) |
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