特定秘密保護法案は27日午前、安倍晋三首相が参院本会議に出席して審議入りした。与党の衆院採決強行から一夜明け、民主党などは「国民の『知る権利』が侵される」と批判した。法案の根幹的な問題点は解消されておらず、12月6日に臨時国会の会期末を迎えるなか、参院がどう対応するか存在意義が問われる。一方、国家安全保障会議(日本版NSC)設置法案は27日昼に成立した。

 本会議の冒頭、民主などが批判する中、森雅子・秘密保護法案担当相が同法案の趣旨説明をした。