安倍晋三首相は26日夜、特定秘密保護法案の修正案が衆院本会議で可決されたのを受け、「この法案に対する国民の不安、懸念があることも承知している。これから参院の審議などを通じて、不安を払拭(ふっしょく)していくよう努めていきたい」と語った。首相官邸で記者団の取材に応じた。

 首相は衆院審議について「40時間以上という大変長い時間をかけて熱心に議論してもらった。そのうえで、一部の野党にも賛成してもらった」と強調。「国民の安全を守るための法案で、そのこともこれからしっかりと説明していきたい」と語った。